2001年1月6日

神について

正しいこと


 小さい女の子が立ち上がると、その方に、そのつぶらな瞳で

 お金を拾ったの。
 そのまま持って帰ろうと思ったのだけれど、
 神様がどこかで見ている気がして、
 それでやめたの。

 とたどたどしく話した。

 それが正しいという事ですよ。
 神様は、何処でも見て居られる。
 神様を誤魔化すことなどできないと思うことそれが大切なのです。
 それがなくなれば、自分を抑制することができなくなります。

 と言ってその方は、笑いかけた。

 僕は、友達に意地悪をしてしまいました。
 年端のいかない男の子があどけない顔をして、その方に告白をした。
 その方は、その男の子の目をじっと見つめ。
 心が痛むのと聞き返した。
 そうすると、その子は、素直に、ハイと応えた。
 その方は、ギュッとその子を抱きしめ。
 しばらくして、その子を放すと
 その方は、優しくその子の肩に手を置き。
 謝っておいでと言われた。
 その男の子は、嬉しそうにハイというと走り去っていた。

 その方は、皆の方を向くとゆっくりと語りかけた。

 なにが、正しいか。何が、間違っているか。
 あなたの心に聞きなさい。
 あなたの心のすむように。
 本当にそれが正しいのですか。
 嘘・偽りなく。自分の心に問いなさい。
 そして、自分に正直になりなさい。
 いくら、言い訳や弁明をしても。
 自分の心には届きません。
 誰に、言い訳をしているのですか。
 誰に、弁明をしているのですか。
 自分が正しいと心から思っているのならば。
 誰に言い訳も、弁明もする必要はないでは、ないですか。
 それは、誰にでもない。
 あなた自身への言い訳であり、弁明なのです。

 それから力を込めてその方は、語り始められました。

 自分が正しいと思っている事を実行できないのは、勇気のない証拠です。
 自分が間違っている時がついているのに悔い改められないのは信仰心がないからです。 どちらも神に背く行為です。
 もし、あなたの友が過ちを犯しそうになった時、友情を賭して諫(いさ)めなさい。
 諫めた事で、その者があなたの側から去っていくかもしれません。
 しかし、去っていくことを怖れて諫めることができなければ、あなたにとって、その者は、最初から友ではないのです。
 不正を黙って見過ごすことは、神の意志に背くことです。
 今、最善を尽くして生きるのです。

 正しいとはそう言うことです。

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