背 信
ルシファー
私は、神の教えに背いた。
聖霊
神の教えとは、何ですか。いったい、あなたは、誰に神の教えを聞いたのですか。神の教えを話せるのは、神以外にはいません。そして、神は沈黙しています。神の教えとは、沈黙以外のなにものでもありません。
神は、何々をしては、ならないとか。これこれを、しなければならない、などと、いわれてはいない。
愛人を持ってはならないとか。人を殺してはならないとか。人のものを盗んではならない。そんなことを、神はおしゃってはいない。それは、人の世の掟にすぎない。ただ、あなたが、人の世に生きている限り、人の世の掟に従わなければ、迫害を受けるだけだ。それで、人の世で生きていけるかどうか。しかし、それは、あなたの心問題であり、人の世の都合の問題です。
神は、あなたの心の律法に従い。あなたの信じるところに従って生きなければならないように、されているだけです。
悪魔は、人間の都合が生み出したものです。
あなたは、自分のことを悪魔だと思いますか。
もし、あなたが、神の教えに背いていると思うのならば、改めなさい。それは、神の教えではなく、あなたの心の教え、律法だからです。つまり、それに背くのは、あなた自身に背くことだからです。あなたが、あなたでなくなってしまうからです。しかし、それは神の教えに背いたことではありません。あなたの心の問題であって、神の問題ではないからです。
神は、善と悪を超越した存在。だから、神の前には、悪魔など存在しないのです。
あなたを救えるのは、あなた自身だけです。だからこそ、神の力をあなたは必要としているのです。あなたこそ、最も神を必要としているのです。
ルシファー
神が儂を救うだと。神を儂が必要としているだと。何を世迷い言を言っているのだ。儂は、神など必要としてなんかいない。
このホームページはリンク・フリーです
Since 2001.1.6
本ページの著作権は全て制作者の小谷野敬一郎に属しますので、一切の無断転載を禁じます。
The Copyright of these webpages including all the tables, figures and pictures
belongs the author, Keiichirou Koyano.Don't reproduce any copyright withiout
permission of the author.Thanks.
Copyright(C) 2001 Keiichirou Koyano