神について思う
億千年
億千年の過去にいるわけでもなく、億千年の未来に生きているわけでもない。
一度にいろんな国いられるわけでもない。
所詮、人間狭い空間、短い時間の中で生きている。
ただこの今に生きて、真実を極める。
神の名の下に悪逆非道をするものも迫害に耐えて純潔を守るものもいる。
どんな生き方が真実なのか。
死は、総てを消し去るのだろうか。
聖人の多くは野辺に死に。
悪党の多くは、栄華を極める。
それでも尚純真でいよう。正直でいよう。
どれ程栄達を極めても。
どれ程栄誉を極めても。
死ぬ時は、身に寸鉄も帯びる事を許されない。
この世の物は、この世に返さなければならない。
この身すら捨てていかなければならない。
残されるのは純なる魂しかない。
人は裸になって死に向かう。
死後の事は考えまい。生前の事は忘却された。
神に向かい。
神を信じ。
神に祈り。
神を見つめ。
懺悔し、許しを請う。
死に向かい。
死を信じ。
死に祈り。
死を見つめ。
死に懺悔し、許しを請う。
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