神について思う

人は、快楽に弱い存在である。



人は、快楽に弱いものである。快楽が、欲を誘発するからである。欲望は、快楽によって人を誘惑する。適度な快楽や欲望は、人を向上させるが、淫すれば人は堕落する。
しかも、快楽と欲望は、相乗効果を持っている。快楽と欲望は、抑制できなければ人は暴走してしまう。
何に快楽を見出すかは、人によって違う。それは個性である。

私は、欲を否定したりはしない。
欲も必要だから、神が人間に授けた事だ。
欲がなければ人間生きられない。
第一、人間らしくない。
問題は、欲を抑制できない事である。

私は、欲を否定しようとは思わない。
欲は生きるための活力だからである。食欲を失えば人間は生きる気力を失くす。
名誉欲がなければ向上心は望めない。
人間は欲があるから人間らしく生きられるのである。
欲がなくなったら、人として生きられなくなる。

故に、中庸が肝心なのである。
中庸というのは、何事もほどほどにと言う意味ではない。

己の誠に中るという意味である。己の誠を尽くすという意味である。

性が善であるか、悪であるかが問題なのではない。
問題なのは、快楽に負け、自分を保てなくなる事なのである。
だから、学ばなければならないのは、何によって自制心を養うかである。
大切なのは、自分の本分を極める事である。


人はなぜ罪を犯すのか。


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