神について思う



人の心とは難しいもの。
振り返ればどれほど欺かれ、
背かれ、裏切られてきた事か。
それでもなお人を信じられるのかと聞かれたら、
信じられなくとも信じるしかないとしか答えられない。
亡き父が人の縁を大事にしろと常々教えてくれたが、
本当に人の縁(えにし)絆は不思議なもの。
見ず知らずの男と女が出会い、子をなす。
それも縁がなせる業。

例え、人に欺かれ、背かれ、裏切られても
人間不信になって
人に情けをかけられなくなるより
ずっとましである。

神に向かって歩くがいい。
神に背を向けたら光を見失う。

人を恨み、神を呪ったところでなんになる。
前を見て、前向きに生きるしかない。

神に背を向けずに、
神に向かって歩くがいい。

神の名をしながら、
神に背を向ける者達もいる。

例え神の名を口にしていても、
神に背を向けている限り
神の救いはえられない。

道に迷い、進むべき道を見失ったら、
神に向かって歩むしかない。

神を真っ正面に見つめ、
背筋を伸ばして、
真っ直ぐに神に向かって歩めばいい。
何も恐れる事はない。
真っ直ぐ神を見つめて。





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