神について思う

人は、今しか見ていない。


皆、それぞれなにがしかのものを背負ってきているんですね。
それを理解し、前向きにできるのは、どん底の苦しみを知っている者だけなのだ。

人は今しか見ていない。
でも今は、過去からの延長線上にしかないし、未来は、今の延長線上にしかない。
だから過去を無視する事はできないけれどかといって囚われていたら何にもできない。

そして、人は、哀しい事に、不幸なところでしか相手を受け入れようとしない。
他人の成功話なんて人の心を捕らえはしない。
悲しみ、苦しみ、挫折、失敗、醜さ、弱さ、欠点、短所。
そういうところでしか相手をら受け入れようとしない。
でもそういうところばかりでは、ただ、古傷を舐めあい、足を引っ張り合うような関係しかできない。
それで何の解決も見いだせない。

苦しみや悲しみを克服した者だけが、人を導く事ができる。
前向きになれた者だけが道を切り開けるのだ。

私は、その人の過去を感じる。
過去の苦しみや悲しみの重みを、だから、
解るとはいえない。ただ感じるのです。

大事なのは、
あなたが、なぜ、今泣いているのか。
笑っているのか。

大切なのは、泣いたり笑ったりしている事ではなくて、
なぜ、泣いたり、笑ったり、わめいたりしているのか。
何が、あなたをそうさせているのか。それが知りたいのです。

だから、解るとはいえない。ただ感じるのです。
あなたの悲しみや、寂しさ、苦しみを感じるのです。

だから解ったとは言わない。
ただ、あなたの事をいつでも思っている。
いつまでも思っている。
だから、少しは、一人ではないと気づいて欲しい。

人は、皆、それぞれ、様々な自分の思いをぶつけてくるけれどそんな事はどうでもいい事である。
大切なのは自分の思いだけ。

いつだってそっとおまえの傍にいて、おまえの話を聞いてやるよ。





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