2015年4月21日 11:07:32

神について思う

架空空間だから



自分は、新興宗教の話ですね。何であんな稚拙で、見え透いた非科学的な話を信じるのかと思っていました。
でも、あれは仮想的な話だから信じるんでする。
科学のような厳密で論理的な事は、厳密で論理的だから信じられない。
仮想的空間、空想の世界だから成り立つ。それが宗教ですよね。
そして、その仮想性が、現代のアニメや劇画的世界を支えている。
ドラえもんからエバァンゲリオンに至るまでですね。その始まりは、アトムとか、鉄人二十八号ですかね。
ドラえもんみたいな作品だって結構哲学的な事を言っていますからね。
SFだってそうですね。あれは、サイエンスフィクションではなくて科学もどきのフィクションで、どこかの博士が出てきて科学もどきの話をする事で信じさせているに過ぎない。
でも、科学とは殆どが無縁で本物の科学者が作ったらとてもあんな作品は書けない。
仮想的だと言う事と、物語があるという点が重要なんですよね。
仮想的で物語がないと宗教は、成立しない。だから、教組の一生や死が重要な意味を持つ。そんな気がしますね。

しかも物語性がないと説得力がない。
神話、伝説、聖書、終末論なんてすべて物語として成立している。
それが文学や芸術と宗教の接点なんですかね。
物語によって仮想的空間を現実的世界にすり替えてしまう操作が宗教には必要な気がします。
嘘だけど真実だと言う事ですね。真実だから現実だと言う事ですね。

現代社会は、多くの物語を生み出しています。
ハリーポッターとか、ロードオブリングとか、ワンピースとか、多くのファンタジーや漫画、劇画。
彼の多くが指し示す世界は、一つの存在を指し示している気がします。

それが現代人の神であり、その得体の知れない神を漠然と信じているが故に、表面は、無神論的に粧っているように思えるのです。

ただ、真の信仰というのは、そう言った仮想的な空間とは別な所にある気がします。
真実の神に出会わないかぎり、現代人は、永遠に彷徨うことになる気がしますね。


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