2013年10月23日 11:07:32
神について思う
心の泉
心の闇を突き抜けて。
心の奥のその奥にある小さな泉のほとりに、一人、佇み。
泉をのぞき込む。
泉の水は清らかに澄んでいて、
引き込まれそうだ。
心の闇のドロドロとした
憎しみも
妬みも
欲望も
見栄も
虚栄心も
憎悪も
その一切合切を突き抜けて、
ただ一人泉のほとりに辿り着いた。
それは命の泉。
荒れ狂う、悲しみ、怒り、憤り。
感情の嵐を突き抜けて、
静寂に包まれたこの泉のほとりに、私は、今、佇んでいる。
なぜだか、
涙が、ホトホトと落ちて止まらない。
神は理不尽だ。
そう思いながらも、
神を信じてこのほとりまで辿り着いた。
清らかに水を手で掬って口に運ぶ。
もう、今までの思いは、消えてしまった。
何もかもが失せてしまった。
悲しみも、苦しみも、怨みも、憎しみも、
どこかへ消えていってしまった。
恩讐を超えて・・・。
ただ一人、泉のほとりに佇む。
何ものかの、気配を感じてふと振り返ると
神が居られた。
私は、暖かな光に包まれて、
懐かしくて、温々とした光の中で
この世の全ての事を
神に見せていただいた。
神は理不尽だ。
理不尽な神を信じてここまで辿り着いた。
清らかな泉の水を口にした時、
あらゆる、穢れも、悲しみも、過ちも、苦しみも、咎も
清められ、魂は浄化されて癒やされた。
神に抱かれて安らかに眠る。
神を信じぬ者には、栄光は得られない。
どれほどの富を手に入れようとも、
強大な権力を手に入れようとも、
名声や地位を得ようとも、
権威を手にしても、
真の栄光は得られない。
心安らかに離れはしない。
癒やされはしない。
救いはない。
神を信じる者は、
どの様に生きても
どの様な死に様でも
どんなに貧しくとも
どれほど辛くても
どれほど悲しくとも
最後には栄光を手に入れる事はできる。
神はあなた一人の神。
神とあなたは一対一。
神を信じる者は、癒やされ、救われる。
泉の底にあなたは、あなたを見るのだ。
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