2001年1月6日
神について思う
家
おかえり。
おお、何処に行ってたんだ。
ここへおいで。
ここはおまえの家なんだ。
懐かしくて、癒やされる場所。
ここは自分の家なんだ。
いつも鍵は掛けていない。
誰が来ても暖かく向かい入れてくれる。
ごろりと横になっても誰もとがめたりはしない。
だから寂しくなったら何時でも帰っておいで、何時でもドアは開いてるよ。
悲しくなったら、逢いにおいで、何時でも待っているよ。
辛くなった、話においで、何時でも聴いてやるよ。
ここは君の家なんだ。
父も母もいる。
何時でも帰っておいで。
ここは君の家なんだからね。
家は、一番寛げるところ。
安らぐところ。
無防備にさらけ出せるところ。
家を出て長く流離っても、家へ帰れば、一日で素の自分に回帰できる。
ここは自分の家なんだ。
帰るべきところなんだ。
遙かな記憶。
暖かい思い出。
温もり。
嗚呼、俺は、やっと家に帰ってきた。
帰ってこれた。
ここが原点なんだ。
自分の一生を他人の一生と比較したところで何になろう。
大富豪の家に生まれる者がいれば、
貧困の中で生涯を終える者もいる。
王侯貴族の家に生まれる者がいれば、庶民の家に生まれる者もいる。
絶世の美人に生まれる者もいれば、二目と見られぬ醜女に生まれる者もいる。
でも、どんなに羨んでも他人の人生を歩む事はできない。
自分の人生を受け入れるしかないのである。
ならば、自分の世界で一番になればいい。
自分の世界だからまた一番になれる。
どんなに美人に生まれても幸せになれるとは限らない。
どんなに栄耀栄華を極めても満ち足りるとは限らない。
大切なのは、自分の居場所である。
この世界のどこかに、自分が、安心して居られる場所がある事ほど幸せな事はないのである。
自分の戻れる家があれば幸せなのである。
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